住宅ローンを借り換える際の注意点

住宅ローンの借り換えは住宅ローンの借入先を変更することです。
今の借入先の金融機関とは別の会社でローンを組み、そのお金で返済中のローンを返済します。
現状の住宅ローンの金利よりも、低い金利で借り換えできれば金利差の分だけ住宅ローンの総支払額を抑えることができます。
住宅ローンの総支払額を抑えることができるなら、借り換えしたいと考える人も多いのではないでしょうか?
一般的に住宅ローンは借り換えできますが、ごく一部の住宅ローンの中には借り換えの時に罰金を請求される場合もあります。
そのため借り換えを考える時は、借り換えに関する罰則があるか確認しましょう。
借り換えは新たに別の金融機関と住宅ローンの契約を結ぶことです。
つまり住宅ローンの審査があります。
借り換え時に転職や独立をしたばかりで収入が安定してない判断されると審査に落ちてしまう可能性があります。
収入が下がったり、自動車ローンや教育ローンにより借入が増えている場合も審査に落ちてしまう恐れがあります。
また健康状態によって団体信用生命保険に加入できないなど、借り換えのために新しく住宅ローンの契約を結ぶ時の状況によっては、借り換えができないケースもあるため事前に確認しましょう。
2.住宅ローンの借り換えのメリット
住宅ローンの借り換えによる一番のメリットは、総支払額が減ることです。
今加入している住宅ローンの金利よりも低い金利の住宅ローンへ借り換えをすれば、今の借入先との金利の差額分だけ総支払い金額を減らすことができます。
総支払額を減らすことが目的の場合は、今と同じ金利のタイプで今加入している住宅ローンの金利よりも低金利の住宅ローンを選ぶようにしましょう。できれば金利が1%以上あるものを選びましょう。
変動金利の住宅ローンに加入している場合は金利の固定期間が長い住宅ローンへ借り換えをすることで、将来的に金利が上昇し負担が大きくなってしまうリスクを避けることができます。
変動金利に比べると固定金利の住宅ローンは金利が高く設定されているので、その中でもできるだけ金利が低いものを選びましょう。
また契約時も総支払額がいくらになるか必ず確認しましょう。
金利が下がった分毎月に支払い額を抑えることもできます。
毎月の支払額を抑える目的で借り換えをする場合は、できるだけ金利を低く、返済期間を長く設定できるものを選びましょう。
もし家計が厳しいという理由で借り換えを検討する場合は、借り換えの時に必要は諸経費ができるだけ安いものを選んでください。
住宅ローンの返済の途中で団体信用生命保険の補償内容を変更できません。
しかし借り換えの場合新たに団体信用生命保険へ加入するため、この時に今よりも補償が充実したものに切り替えることができます。
もし自宅のリフォームを考えている場合、借り換えの時にリフォーム費用も合わせて資金を借りることができます。
そうすることがリフォームローンでリフォーム費用を確保するよりも金利を抑えることができます。
3.住宅ローンの借り換えの流れとタイミング

借り換えするためには新しく住宅ローンに加入しなければいけません。
そのため思っている以上に時間がかかります。
手続きに必要な書類の準備まで考えると手続きが終わるまで1ヶ月以上かかるのでできるだけ余裕を持って準備を進めましょう。
住宅ローンの借り換えの流れは下記の通りです。
借り換え予定の金融機関に申し込み
↓
審査の通る
↓
現在の借入先へ残金返済の手続きを申し込む
↓
借り換え予定の金融機関と契約を結ぶ
↓
現在の借入先の住宅ローンを完済する
↓
借り換え先の金融機関に対しての返済が始まる
このような流れで借り換えを進めていきます。
借り換えは何度行っても構いませんが、時間や手数料がかかります。
借り換えをする場合は事前に検討してから行いましょう。
借り換えのタイミングを間違ってしまうと、損をしてしまうことも。
借り換えの目的の多くは総支払額が減らすことや、金利上昇のリスクを避けることです。
そのため住宅ローンを契約した時よりも、住宅ローンの金利が低くなっているなら借り換えを検討するといいでしょう。
また近いうちに転職や収入が下がってしまう恐れがあるなら、転職後や収入が減った後だと、新規に住宅ローンを契約できない可能性があります。
このような理由からも転職予定や収入が減ってしまう可能性があるなら早めに借り換えを検討するといいでしょう。
4.まとめ

住宅ローンの借り換えをすることで、住宅ローンの支払総額を抑えるだけでなく、将来の金利の上昇を避けることができるなどメリットがあります。
ただし手続きに時間がかかってしまうので、もし借り換えを検討する場合はできるだけ早めに検討を進めましょう。