
家を購入する際に、多くの人が利用している住宅ローン。
変動・固定・一定期間は固定など様々な形で借り入れをしているでしょう。
しかし、固定金利の方はともかく変動金利の方は、近々影響が出てくる可能性がありそうな雲行きです。
利上げで影響を受けそうな人は?
今回は、変動金利で住宅ローンを借りている方にとって、見逃すと後々負担が大きくなる可能性が出てきそうなお話です。
現在、日本は金融政策のかなめである日銀の異次元緩和政策2012年末から続き、住宅ローンを含めて低金利が続いていました。
そのため、固定・変動どちらも住宅ローンの金利は低めということもあり、利用しやすい状況だったと言えます。
しかし、世界を見渡すと国際情勢の不安定化など様々な要因で利上げする国が相次いでいます。
日本はどうなるのか不透明なところもありますが、金利市場は日銀の利上げをやや織り込みはじめているとも言われるようになってきました。
住宅ローンには“危険な組み方”があり、典型的な例が「固定金利だと借りられない金額を、変動金利だと借りられるので、借りられるだけ借りる」です。
固定金利では何か条件を下げないと家が買えない、でも変動金利なら理想の家でもギリギリ手が届きそう…と背伸びをして住宅ローンを組んでいる人もいるはずです。
しかし、変動金利は金利が上昇すると、場合によっては固定金利よりも高い金利を支払わなければならないことも。
ゼロ以下という異例の金利が継続している今の状況がずっと続くと想定して、変動金利でギリギリまで借入を行うことは、危険極まりないことです。
金利が上がってしまうと、固定金利に乗り換えようとしても今より高い金利で固定される可能性もあります。
また、住宅ローンには5年ルールという「毎月の返済額が5年毎にしか見直されない」というルールがあり、金利が上がってもしばらくは支払額が一定で、すぐに家計を圧迫しないかもしれませんが、金利が上がっても返済額が一定=借入元本の返済ペースがスローダウンし、支払い総額を高めてしまうことにもなりかねません。
今からできる対策は?
繰り上げ返済をうまく活用することがひとつの選択肢です。
返済額が少ないうちに、将来の金利上昇で返済額の増加することを見込み繰り上げ返済することで、ローン残高を少しでも減らしておけば影響を抑えることにつながります。
今は返済に問題がなくても、子どもの教育資金や病気・収入減で返済が滞ることも考えられるため、可能な場合は繰り上げ返済をして残高を減らすのは有効な方法です。
早めに固定金利への借り換えを考えるのも方法のひとつですが、誰でもできる方法ではありません。
借り入れしたばかりでは簡単に乗り換えられませんし、金利がどれくらい上がるかはプロでも見通すことは困難です。
借り換えたローンは結果的に利率が高いというケースもありますし、借り換えるタイミングが悪ければさらに負担が大きくなることも。
最初の一歩は家計を見直して、無駄な支出を削ることです。これは誰にでもできる手っ取り早い方法と言えるかもしれません。
できるだけニュースなどで情報を収集することも忘れないようにしておきましょう。
住宅ローンの借り方は、借りるタイミングによって変化する
住宅ローンは、長い年月をかけて返していくものだからこそ慎重にリスクを減らして借り入れ、できるときは繰り上げ返済などをうまく取り入れていく必要があります。
今回は変動金利の方が影響を受けるかもしれない、という話題でしたが固定金利で借り入れている人にとっても決して他人事ではないはずです。
お金の使い方は、一生付きまとうテーマ。他の支出も含めて、いま一度考え直してみませんか?






