
1階部分の天井と上階部分の床を抜いた空間である吹き抜けのあるお家は、開放感があって素敵ですよね。
注文住宅を建てる際には「吹き抜けのある間取りにしたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。
吹き抜けにはたくさんのメリットがありますが、残念ながらデメリットも存在しています。
「こんなはずじゃなかった…。」と後悔しないために知っておきたいデメリットを、メリットと合わせてご紹介します!
日々の生活に影響する吹き抜けのデメリット
デメリット①冷暖房効率が悪い
吹き抜けがあると、冷やしたり暖めたりする必要がある空間が広くなります。
また、暖かい空気は上の方にたまりやすいので、冬場は足元まで暖めるのがより大変ですし、夏場は日当たりが良い分冷やすのがより大変。
このような空間では冷暖房効率が悪くなるので、光熱費が高くなってしまう可能性があります。
デメリット②音が伝わりやすい
吹き抜けがあると、どうしても音が上下に伝わりやすくなります。
例えば、玄関が吹き抜けになっている場合、家族の出入りのたびに音が気になったり、リビングが吹き抜けになっていると話し声が気になったり…ということがあります。
家族の生活のリズムが異なる、音に敏感、プライバシーをより確保したい、といった場合には大きなデメリットになってしまうでしょう。
デメリット③ニオイが伝わりやすい
伝わるのは音だけではありません。ニオイも上階に伝わりやすくなります。
キッチンやダイニングと繋がった空間に吹き抜けがあると、料理をしている時や食事をしている時のニオイが上階に上がってしまう可能性があるのです。
「料理のいい香りがするのは歓迎!」なんて人もいるかもしれませんが、ニオイに敏感な人は注意しましょう。
また、吹き抜けの天井が近いところは特に日当たりが良いので、洗濯物を干す場合にも注意が必要。
上がってきたニオイが染み付いてしまうことがあります。
デメリット④上階のスペースが狭くなる
吹き抜けをつくるということは、当然のことながら、その上階部分を部屋として使うことができなくなってしまいます。
居住空間を少しでも増やしたい方は注意しましょう。
デメリット⑤掃除や修理などのメンテナンスが大変
吹き抜けの上部は床からの距離があります。
窓や梁を掃除したいと思っても、そう簡単にはいきません。
照明がついている場合であれば、取り替えるのも大変ですよね。
クロスの張り替えを行う時にも、室内でありながら足場を組まなければならなくなり、費用が高くなってしまいます。
デメリット⑥耐震性が下がる可能性がある
吹き抜けがあると、その部分床面積が少なくなります。
そうなると横方向の強度が弱くなってしまい、耐震性が下がってしまうのです。
やっぱり素敵!吹き抜けのメリット
メリット①解放感がある
吹き抜けのある空間は解放感があり、気持ちよく過ごすことができます。
また、視界が抜けるので、小さい部屋を広く見せることも可能です。
デザイン性にも優れているので、オシャレなお家にしたいと考えている人にもぴったり。
人気のリビング階段と吹き抜けのあるLDKであれば、ワンランク上の上質な空間が演出できるでしょう。
メリット②自然の光を取り入れやすい
吹き抜けの天井や高い位置に窓を設置することで、一階まで自然光が届きやすく、明るい空間を作ることができます。
長い時間光を採り入れられるのも吹き抜けの魅力。
住宅密集地であっても、天窓であれば光を採り入れることができますよ。
メリット③風通しが良くなる
吹き抜けの高い位置に開閉できる窓を設置すると、温度差により自然換気の流れが生まれやすくなるので、風通しが良くなります。
コストはかかりますが、電動で開閉できる窓を設置しておくと良いでしょう。
シーリングファンを取り付けると、より快適に過ごせますよ。
メリット④家族間のコミュニケーションをとりやすい
吹き抜けがあると、上下階に家族が分かれて過ごしている時でも、気配を感じやすくなります。
空間が緩やかにつながることで、家族間のコミュニケーションをとりやすくなるでしょう。
吹き抜けを作る時のポイント
ポイント①断熱性を高める
冷暖房効率を高めるためには、断熱性を高めることが必要です。
断熱材や断熱サッシを使って家を建てたり、夏場は遮光できるようにカーテンやブラインドを取り付けたりしましょう。
シーリングファンを使って空気を循環させるのも効果的です。
ポイント②掃除やメンテナンスをしやすくする
出来上がった空間がどれだけ素晴らしくても、長く暮らしていく家ですから、掃除や交換・修理などのメンテナンスが必要です。
1階もしくは2階から柄の長い掃除道具が届く位置に窓を設置したり、電球交換が少ないLED照明にしたり、電動昇降機能がついた照明にしたり・・・というように、どうのように掃除やメンテナンスをするかをあらかじめ考えておきましょう。
ポイント③耐震性を考慮する
耐震性が十分に確保できるように、吹き抜けの位置や面積をよく検討しましょう。
デザイン性を重視して、家の耐久性が落ちてしまっては安心して暮らせません。
ポイント④将来的に必要な部屋の数を考慮する
子供が小さいうちは部屋数が十分だと感じていても、吹き抜けを作ったことによって作れる部屋数が減ったことで、子供が大きくなったときに子供部屋をつくることができなかった…なんてことにならないように、将来のこともよく考えて間取りを決めるようにしましょう。
将来的に、吹き抜け部分に部屋を増築しやすくしておくという方法もあるので、事前によく検討してくださいね。
ポイント⑤寝室の防音性を高める
家を建てた時は気にならなくても、子供が大きくなって受験勉強をするようになったり、よりプライベートな空間を大切にしたいと考えるようになったりする可能性もあります。
後で防音性の高い扉に替えるという方法もありますが、初めから寝室の防音性を高めておくのも一つです。
ポイント⑥ニオイが広がらない工夫をする
ニオイが2階に伝わるのを防ぎたい場合は、一番のニオイの発生源であるキッチンを個室や半個室にするのが効果的。
その他、吹き抜け部分に喚起できる窓を設置しておけば、様々なニオイも気になりにくくなりますよ。
最後に
一度家が完成してしまうと、そう簡単に変更することはできませんよね。
「吹き抜けのある家って素敵!」と憧れだけで進めてしまうと、後で後悔することにもなりかねません。
本当に吹き抜けは必要か?設置すると決めたらどうやってデメリットを解消するのか?よく考えてから間取りを決定してくださいね。






