古民家をリノベーション!費用相場と安く抑えるポイントをご紹介

古民家をリノベーションしたレストランやカフェが増えていますが、古民家の活用は個人の住宅にも広がっています。

古民家を購入し、自分たちの自由にリノベーションができたら、素敵ですよね。

立地にもよりますが、古民家は安く購入ができるので、全体の費用はおさえられそうなイメージを持っている方もいると思います。実際のところ、リノベーションのための費用相場はどれくらいなのでしょうか?

今回は、古民家リノベーションの費用相場と、安く抑えるためのポイントをご紹介します。

古民家リノベーションの費用相場

総費用の相場

古民家リノベーションは、どんな物件か、どこまでこだわるか、などによってかなり金額が変わってくるので、相場をとらえるのはかなり難しいです。

数百万程度で済む場合もあれば、3000万~4000万など、新築が建てられそうな費用がかかる場合もあります。

ざっくりとにはなりますが、多くの事例で1000万~2000万円程度に収まっていることが多いので、1500万程度を相場と考えるとよいでしょう。

新築が建てられそうな費用がかかる場合があるといっても、同じようにこだわった家を新築で建てるよりは、基本的には費用が抑えられる場合が多いです。

既存建物があれば解体や廃材処理費用が掛かりますし、確認申請や設計料など諸経費もかかってくるからです。

古民家リノベーションでおさえておきたい費用項目

古民家のリノベーションでは、間取り変更やデザイン性を高める工事を行うだけでは安心して暮らせる家にはなりません。

古民家リノベーションをする際に必要となる費用項目と、費用の目安をおさえておきましょう。

※この項目以外に、間取り変更、壁紙や床材の張り替え、水回りの設備設置などの費用はかかります

・耐震性強化 100万~200万程度  ※1000万円以上かかるケースも

耐震基準が1981年6月1日に大きく改正されているため、古民家といわれる物件のほとんどは、これ以前の基準で建てられているのです。

既存物件をリノベーションする場合は義務ではないので、必ずしもやらなければならないわけではありませんが、安心安全に暮らすためには耐震性強化は必須といえるでしょう。

・断熱性強化 100万~300万円程度 ※1000万円以上かかるケースも

ほとんどの古民家は断熱性が低く、そのままでは夏は暑く、冬は寒いですし、光熱費も高くなってしまいます。

そのため、断熱ドアや二重窓を取り付けるほか、床・壁・天井などに断熱材を入れるなどして断熱性を強化する必要があります。

どのような断熱材を入れるかによって費用は変わってきますが、古い建物ほど隙間も多く、断熱性を高めるための工事費用は高くなります。

とはいえ、そのままでは快適に暮らせませんし、長期的にみた光熱費の削減を考えると、必須の工事といえるでしょう。

・給排水管の交換 20万~40万円程度 ※給排水管の工事のみ

給排水管は劣化すると、水漏れ、詰まりなどが発生する原因となります。

古民家の場合は銅管や鉄管を使っていることがほとんどなので、サビが発生することも…。

水漏れが発生すると水道代が高額になるだけでなく、床下や土台がカビたり腐ったりして、安全性が脅かされるリスクもあります。そのため、古民家リノベーションの際には、給排水管の交換をしておいた方が良いのです。

リノベーションで床をはがすのであれば、同じタイミングで工事をしておいた方が、結果的に費用を削減することができます。

・屋根に関する工事 70万~250万円程度 ※葺き替えの場合

古民家リノベーションの場合、屋根材を重ねるカバー工法では、下地の補修もできませんし、重さの心配もあります。

カバー工法よりも葺き替えの方が高額ですが、基本的には葺き替えを選択することになります。

・外壁に関する工事 200万~300万円程度 ※張り替えの場合

外壁のリノベーションには、塗り替え、張り替え、外壁材を重ねるカバー工法がありますが、劣化が進んでいる場合には、最も費用が抑えられる塗り替えは選択できません。

また、カバー工法も重さが増して耐震性に影響するので、古民家リノベーションの場合は張り替えを選択することが多いです。

古民家リノベーションを安くおさえるためのポイント

できるだけ既存のものを活かす

耐震基準が異なるとはいえ、古民家には国産の丈夫な木材が使われていることが多く、これらを上手く活用することで費用を抑えることができます。

こうした既存のものを活かしたデザインや趣を楽しめるのも古民家リノベーションの魅力。

梁や柱を見せるリノベーションなら、古民家らしいデザインを楽しみつつ、費用を安くすることができます。

施工会社選びを慎重に行う

リノベーションを行っている企業は、ハウスメーカー、リフォーム会社、地元工務店など様々です。

費用だけで決めることは得策とはいえませんが、しっかりと比較して納得のいく会社に施工を依頼することは大切なポイントです。

複数の会社に相談したり、見積もりをお願いしたりして、慎重に施工会社を選ぶことがコスト削減につながります。

長期的に考えて必要な工事は優先的に行う

とりあえず使えるから配管はこのままで…壁は塗装で済ませよう…と目の前のコストだけを考えてリノベーションの内容を決めてしまうと、近い将来、工事が避けられないような事態になってしまうかもしれません。

一度のリノベーションで施工するより、部分的に追加施工を行うことで費用がかさんでしまうので、長期的に考えて施工内容を決定する方が賢いやり方です。

補助金を活用する

古民家をリノベーションする際には、国や自治体の補助金制度が活用できます。

自治体によって制度は異なりますし、利用するには条件がありますが、耐震補強に関してはほとんどの自治体が補助金制度を設けています。

うまく活用すればグッとリノベーション費用を安くすることができるでしょう。

最後に

古民家リノベーションは耐震性や断熱性の強化などが必要となる分、それなりに費用がかかるのは確かです。

必要な部分を削ってしまっては、安全性が脅かされたり、再工事などで余計な費用がかかったりすることにもなりかねません。

費用がかかっても、最優先で行わなければならないことは安全性の確保だといえます。

そのうえで上手く既存のものを活かして、できるだけコストを安く抑えつつ、古民家らしさを残した素敵なリノベーションを行ってくださいね。

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