
昨今の光熱費高騰も相まって、太陽光発電を利用したいと考えている方は増えているのではないでしょうか。
初期費用もかかることなので、実際に取り付けるかどうかの判断は慎重になってしまいますよね。
そこで今回は、太陽光発電のメリット・デメリットを解説します。
太陽光発電の設置を迷っている方は、是非参考にしてみてください。
太陽光発電とは?
太陽光発電とは、太陽の光エネルギーを利用して発電することです。
日本では2050年カーボンニュートラル・脱炭素化社会の実現に向けて取り組みを進めており、産業用の発電システムだけではなく、家庭用発電システムの普及も進んでいます。
代表的な再生可能エネルギーであるといえるでしょう。
太陽光発電では、シリコンや化合物などの半導体で設計された太陽電池モジュール(太陽光パネル)を用いて電気エネルギーに変換します。
変換された電気エネルギーは配線を通じてパワーコンディショナーに送られ、家庭用で使える電力へと変換され、分電盤を通じて家庭内の電力として使用されます。
家庭用の設備としては、配線がまとめられている接続箱、電力会社の売電量や自宅の使用電力量を図る電力量計、発電量や消費電力量などが確認できる発電量モニターなどがあります。
その他、電気を蓄えるための蓄電池をセットで設置するケースも多いです。
太陽光発電のメリット
電気代の節約ができる
発電した電気を使用した分の電気代はかかりませんので、電気代の節約になります。
エリアや設置する太陽光発電装置の大きさ、家族構成などにもよりますが、全体の使用電力の8割程度がまかなえるといわれています。
蓄電池を使い、電気料金が高い時間帯に利用するなどの活用の仕方をすれば、より節約をすることができるでしょう。
エネルギー調達費用が安定する
まさに現在、エネルギーの調達費用がどんどん高くなって生活を圧迫していますよね。
太陽光発電装置を一度設置すれば、無料で電力を発電することができるので、光熱費の高騰に左右されなくなります。
全てを太陽光発電で賄えなかったとしても、購入しなければならない電気代は少ないですので、影響は最小限で済むといえるでしょう。
そのため、エネルギー調達費用が安定するといえます。
売電収入を得られる
発電した電気は、自分たちで使うだけではありません。
余った電力は電力会社に売ることができるので、収入となるのです。
はじめの10年間はFIT(固定価格買取制度)によって、優遇された買取価格にて買い取ってもらえます。
災害対策になる
地震や台風などが発生した際、電気やガスなどが使えなくなってしまうことがあります。
こうした災害時でも、太陽光発電装置があれば自家発電モードに切り替えることで、電気を使うことができます。
自家発電モードに切り替えるには自立運転機能を持っている必要がありますが、最近の太陽光発電装置にはほとんど備わっています。
環境保護につながる
太陽光発電は、火力発電のように、発電の際にCO2などの温室効果ガスが発生しないので、環境保護に繋がります。
家庭でも地球にやさしいエネルギーを使うことで、脱炭素社会の実現に近づくことができるでしょう。
太陽光発電のデメリット
初期コストがかかる
太陽光発電装置を設置するには、コストがかかります。
その費用は決して安いものではありません。
2021年の資源エネルギー庁の調査によると、10kWの太陽光発電装置の初期コストの平均は25.0万円/kWでした。
家庭用は5/kW程度のものが多いですので、125万円程度の初期コストがかかるということになります。
自治体によっては、補助金を出している場合があるので、うまく利用すれば初期コストを下げることができます。
その他、リース契約やPPA(電力販売契約)を活用することで、初期コストを0にする方法もあります。
ただし、リース契約は契約期間が長期になることが多く、PPAではサービス料や自家消費した電気代をPPA事業者に支払うことになりますので注意しましょう。
定期メンテナンスが必要
設備は経年劣化していくので、定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスを控えて費用をおさえたい…と思うかもしれませんが、点検とメンテナンスは法律で義務化されているため、必ず実施しなければなりません。
50kW未満の家庭用の太陽光発電装置の場合、点検は4年に1回必要です。
1回あたり5~10万円程度の費用がかかり、不具合があれば別途修繕費用がかかります。こうしたコストがかかることは覚えておきましょう。
発電量が天候や季節に左右される
太陽光エネルギーを使って電気を発電するわけですから、当然太陽が出ていないと発電ができません。
秋冬の日照時間が短い時や、天候が悪い時には発電量が減ってしまいます。
常に安定して発電できるわけではない点は、デメリットといえるでしょう。
最新の太陽光発電装置であれば、日の出直後や日没近くでも発電できるようになってきています。
住宅の形状や場所より設置できない場合がある
家庭用のソーラーパネルは基本的に屋根の上に設置します。
屋根がソーラーパネルの重さに耐えられない場合や、日当たりが悪い場合などは、設置できないケースがあります。
せっかく設置したのに、家の安全性が損なわれたり、満足な発電ができなかったりしたのでは元も子もありません。
設置前によく確認しましょう。
まとめ
太陽光発電は節電につながるだけでなく、売電によって収入を得ることもできるため、光熱費の高騰が続く今、大きな助けとなるでしょう。
また、災害も増えているので、停電時にも電力が使えるのは安心ですよね。
ただし、初期費用やメンテナンス費用がかかりますので、それらをよく考慮した上で導入を決めるようにしてください。
また、自治体の補助金など、何か使えるものがないかもチェックしましょう。
太陽光発電の設置にあたっては、数多くの業者が存在しており、残念ながら高い値段で売りつけたり、いい加減な施工をしたりする悪徳業者もあります。
複数の業者で見積もりを取り、事前の調査や説明を丁寧にしてくれるような信頼のできる業者を探して依頼するようにしてくださいね。






