
福岡県の最北端にある北九州市は、九州地方の中で福岡市の次に人口が多い政令指定都市であり、子育てがしやすい都市としても有名です。
都会と田舎のよさを兼ね備えていて、住み心地が良いという評価も多いです。
北九州市へ引っ越すことが決まった方は、新しい生活の地が住みやすいのかどうか不安があるでしょうし、九州地方で住みやすいところを探している人もいらっしゃると思います。
そんな皆さんが知りたい北九州の住みやすさがわかる生活情報を集めてご紹介しますので、新しい生活のイメージをしたり、移住先を探す時の参考にしたりしてくださいね。
北九州市の概要
北九州市は、福岡県の最北端にある政令指定都市です。
1963年に小倉市・門司市・戸畑市・若松市・八幡市の五つの市が合併して誕生しました。
現在は、門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区の7つの行政区で構成されています。
人口は90万人を超え、九州エリアで福岡市の次に多いです。
陸・海・空の交通アクセスが発達しており、駅周辺には大型の商業施設も整っています。
こうした利便性だけではなく、日本三大カルスト台地のひとつである平尾台や眺望の良い皿倉山、関門海峡や遠見ケ鼻など景観の素晴らしい海もあり、自然の素晴らしさも感じられるエリアとなっています。
また、子育て支援にも力を入れており、子育てがしやすい街として子育て世代にも注目されています。
北九州市の交通利便性
北九州市は九州の玄関口。九州地方と本州を結ぶ役割を果たしています。
陸(新幹線)・海(フェリー)・空(飛行機)の交通が発達しており遠方とのアクセスが抜群ですし、市内の交通利便性にも優れています。
陸:北九州市の中心となるのは、小倉北区にある小倉駅です。
JR山陽新幹線が通っているので福岡市内までは約15分ですし、大阪方面へも2時間程度で移動できます。
新幹線だけではなく、JR鹿児島本線・日豊本線・日田彦山線、北九州都市モノレール小倉線、私鉄筑豊電鉄線が乗り入れており、北九州市内の移動もしやすいです。
北九州市の市内には、他にJRの山陽本線、筑豊本線や、皿倉山ケーブルカー、皿倉山スロープカーといった路線が乗り入れています。
電車だけではなく、バスも充実しています。
路線バスはもちろん、高速バスも運行されているので、バスでの長距離移動も可能です。
このように公共交通機関が充実しているので、毎日の通勤・通学、買い物、遠方への出張や旅行など、どこに行くにも便利です。
都市高速道路など自動車専用道路も発達しているので、車での移動が多い方にとっても利便性が高いです。
海:北九州市の海の玄関口である関門海峡に面しており、新門司港からは東京・神戸・大阪へ向かうフェリーが、小倉砂津港からは松山などへ向かうフェリーも出ています。
空:小倉南区には北九州空港があり、東京へ約90分、名古屋へ約75分で到着します。
国内だけではなく、中国や韓国への便もあります。
海上にある空港であり陸への騒音の影響が少ないため、24時間利用ができる便利な空港です。
このように、交通の利便性に優れていることが大きな魅力の一つとなっています。
北九州市の治安
安心して住むために欠かせないのが、治安に関する情報です。
北九州市出身の芸能人が面白おかしく治安が悪いような話をしたり、派手な成人式報道があったりと、北九州市の治安に不安を持っている人もいらっしゃるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
福岡県内の犯罪発生数を見ても、福岡市の博多区や中央区の方が多く、北九州市では小倉北区が3位となっています。
博多区には博多駅があり、中央区には繁華街の天神があり、小倉北区にはJR小倉駅がありますので、どこも人の往来が多いエリアであり、犯罪発生数が多いのも納得がいくでしょう。
ちなみに、久留米市も5位にランクインしており、北九州市に限らず、人が多いエリアには犯罪も多く発生するといえ、北九州市だけが特別に治安が悪いとはいえないと考えられます。
福岡県警察の情報によると、刑法犯認知件数が2002年から2020年にかけて85%以上減少しているとのことですので、昔はイメージに近いようなところもあったかもしれませんが、今は治安が悪いといわれるような場所ではなく安心して住むことができます。
このことは、この後にご紹介する子育て世帯からの人気からも伺えます。
とはいえ、どこの街でも危険なエリアはあります。
先ほどもご紹介したように、小倉駅周辺は多くの人が行き交うことから犯罪発生数が市内の中では多いです。
鍛冶町・堺町といったエリアには飲み屋街や歓楽街がありますので、酔っ払った人も多くなります。
夜の繁華街に一人でいったり、子連れで行ったりすることは避けましょう。
北九州市の子育て環境
北九州市は、子育て環境が整っており、近年子育て世帯からの人気が高まっています。
NPO法人エガリテ大手前がだしている「次世代育成環境ランキング」で12年連続・政令指定都市第1位の評価を受けているのです。
「次世代育成環境ランキング」とは、主要都市を対象に行う自治体の子育て支援の取組状況についての環境を評価するものです。
なぜそのような評価を受けているのかをご紹介します。
待機児童11年連続0人達成
保育所が見つからずに仕事に復帰できないという人も多い中、北九州市は保育所や認定こども園などの数が充実しており、平成23年から12年連続で待機児0を達成しています。
また、1歳児5人に対し保育士1人を基準としていて、これは国が定める保育士の配置基準を上回るものです。
子育て医療費支給制度
子育て医療費制度が充実しています。
令和4年1月から助成対象が18歳まで拡大され、3歳未満は無料、3歳以上小学校就学前は月600円まで、小学生は月1200円まで、中学生以上18歳までは月1600円までとなっています。
医療機関の充実
平日夜間や休日に対応してくれる小児救急の医療機関が充実しています。
急な発熱や怪我などの場合でも診てもらうことができるので安心です。
子育て支援施設の充実
地域子育て支援センターや、子育てふれあい交流プラザといった、子育ての相談をしたり、子育て中の親子が交流をしたり、子供をのびのびと遊ばせることができる子育て支援施設が充実しています。
他にも、オムツ替えや授乳ができる「赤ちゃんの駅」は市内424カ所にあり、小さな子供を連れていても安心して出掛けられます。
さらに、子供が小学生になって預けられずに仕事ができなくなるという事態にならないように、「放課後児童クラブ」では利用希望者全員を受け入れています。
合計特殊出生率は5年連続で政令指定都市1位を獲得していることからも、子育てしやすい環境であることがわかるでしょう。
子供だけでなく高齢者も住みやすい街
北九州市は高齢者も生き生きと安心して暮らすことができる街を目指しており、「第2次北九州市いきいき長寿プラン」に基づいた取り組みが進められています。
介護ロボット等を活用した「先進的介護」の実証実装なども積極的に進められています。
その他、60歳以上が対象の『年長者研修大学校』や、50歳以上が対象の『生涯現役夢追塾』などの学びの場の提供もされています。
北九州市の物価
北九州市の魅力の一つに、物価の安さがあります。
令和2年に総務省が発表した「平均消費者物価地域差指数」によると、物価の安さは政令指定都市の中で第2位であり、政令指定都市の中でトップクラスであるといえます。
具体的には、物価の全国平均を100としたとき、東京都区部は106.0、大阪市は100.7、北九州市は98.3となっています。
家賃も安く、住みやすさにつながっています。総務省がだしている「平成30年住宅・土地統計調査」によると、1か月1坪(3.3㎡)あたりの民営賃貸住宅の家賃が、東京都区部8,824円に対し、北九州市3,797円と半額以下となっています。
大阪市の5,786円と比較しても、非常に安いことがわかります。安い家賃でも駅近くなどの利便性の高いところや広い家に住むことができますし、通勤時間が短くて済んだり、家での時間が充実したりと、生活の質の向上につながります。
北九州市の買い物スポット
小倉駅や門司港駅周辺を中心にショッピングモールが点在しています。
小倉北区にあるリバーウォーク北九州やチャチャタウン小倉、門司区にある海峡プラザといった商業施設や、旦過市場や魚町商店街、京町銀天街などの商店街、いとだ、歓遊舎ひこさんなどの道の駅もあります。
もちろん、スーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアなども市内に揃っていますので、買い物に困ることはないでしょう。
まとめ
北九州市は、九州エリアの玄関口であり、陸・海・空の交通が発達した非常に利便性の高いエリアです。
北九州市の平均通勤時間は24.8分ですし、政令指定都市の中でも家賃や物価が安く、ゆとりを持った生活ができます。
保育園や児童館、子育て支援施設、医療施設まで充実しており、安心して子育てができる環境でもあります。
治安に懸念を持つ方がいらっしゃるかもしれませんが、悪いイメージが先行してしまっているだけで、実際には特別に犯罪発生数が多いわけではありませんし、年々犯罪数は減っていて治安はよくなっています。
北九州市に限らず、繁華街を利用する時に注意をしていれば、安心して暮らすことができるといえるでしょう。
都会の利便性がありながら豊かな自然にも囲まれた北九州市。
今後ますます住みやすさがアップしていくのではないでしょうか。






