
家を建てたり、リフォームをしたりするとき、間取りや家のデザイン、壁紙や床材など、検討しなければならないことはたくさんあります。
その中の1つとして挙げられるのが、電気とガスの問題です。
光熱費がどんどん高くなっている今、少しでも安くしたいですよね。
オール電化にするご家庭も増えてきていますが、実際のところ、オール電化とガス併用はどちらがお得なのか気になるかたも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、光熱費の違いやそれぞれのメリットについて解説します。
オール電化とガス併用の光熱費
オール電化とガス併用では、どれくらいの光熱費がかかるでしょうか?
それぞれの基本料金とエネルギーコストを確認してみましょう。
様々な会社のプランがありますので、今回は家庭向けとしてすすめられている九州電力のプランをもとにご紹介します。
オール電化でかかる光熱費
九州電力のオール電化家庭におすすめとされている「電化でナイト・セレクト」プランを確認します。
*基本料金
契約電力が10kW以下の場合 1,888.80円/1契約
契約電力が10kWをこえる場合 15kWまで 4,758.20円/1契約
15kW超過分 573.88円/1契約
*電力量料金
平日昼間 夏冬 27.57円/1kWh
平日昼間 春秋 24.68円/1kWh
休日昼間 夏冬 21.95円/1kWh
休日昼間 春秋 18.55円/1kWh
夜間 14.48円/1kWh
※夜間時間帯の標準設定は22時~翌8時。21時~翌7時、23時~翌9時の選択も可能です。
ガス併用でかかる光熱費
九州電力のガス併用家庭向けプランである「スマートファミリー」プランを確認します。
電力とガスをセットで加入することで、料金の割引を受けることができます。
*基本料金
10アンペア 316.24円/1契約
15アンペア 474.36円/1契約
20アンペア 632.48円/1契約
30アンペア 948.726円/1契約
40アンペア 1,264.96円/1契約
50アンペア 1,581.20円/1契約
60アンペア 1,897.44円/1契約
*電力量料金
最初の120kWhまで18.28円/1kWh
120kWh超過300kWhまで 23.88円/1kWh
300kWh超過分 25.78円/1kWh
・最低月額料金 334.26円/1契約
※2年契約割引(オプション)-777円/1契約(年)
続いて、ガス料金を見てみましょう。
*基本料金
0㎥~15㎥まで 913.00円/1契約
16㎥~30㎥まで 1,133.00円/1契約
31㎥~100㎥まで 1,562.00円/1契約
100㎥を超える場合 2,167.00円/1契約
*基準単位料金
0㎥~15㎥まで 246.76円/1㎥
16㎥~30㎥まで 232.10円/1㎥
31㎥~100㎥まで 217.80円/1㎥
100㎥を超える場合 211.75円/1㎥
都市ガスではなく、プロパンガスを使う場合もありますよね。
一般財団法人日本エネルギー経済研究所の調査から、福岡県のプロパンガス(LPガス)の平均小売価格を確認します。
*基本料金
2,024円/1契約
*従量単価
5㎥使用 697.8円/1㎥
10㎥使用 681.3円/1㎥
20㎥使用 641.7円/1㎥
オール電化とガス併用はどちらが安い?
上記の料金を踏まえて考えると、九州エリアの4人家族の年間光熱費の相場は、オール電化で14万円程度、ガス併用で17万円程度と、基本料金が二重にかからないこともありオール電化の方が安くなる可能性があります。
ただし、生活スタイルや使用する家電製品などによって電気やガスの料金は大きく異なりますので、実際にオール電化に変えたことで電気代が上がってしまったというケースもあるようです。
割引などを上手く使うことで、ガス併用の料金をおさえることもできます。
プロパンガスは都市ガスと比べて金額が高いですので、この場合はオール電化の方が安く済むと考えられます。
オール電化のメリット
オール電化にするとどんなメリットがあるのでしょうか。
光熱費をおさえられる可能性がある
必ずというわけではありませんが、ご家庭によっては光熱費をおさえられる可能性があります。
まず、基本料金が1本化されることによる節約効果が期待できます。
その他、オール電化の特徴として夜間の使用料金が安いので、夜の間に日中に使うお湯を沸かしたり、暖房の蓄熱をしたりすることで光熱費を安くできる可能性があるのです。
昼間は出かけていて、夜に帰ってくるというような家の場合は、よりメリットを感じられるでしょう。
安全性が高まる
オール電化のキッチンではIHクッキングヒーターを使うので、火を使わず、安全性が高いです。
また、ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素中毒の心配もありません。
ガスと比較して、安全性が高いといえます。小さなお子さんやペットがいるご家庭でも、安心して調理ができます。
プラスで嬉しい要素としては、IHクッキングヒーターはガスコンロよりも手入れがしやすいことでしょう。
災害時に強い
地震や台風などの災害によって断水が発生した時にも、電気温水器のタンクに水が溜まっているので、それを生活用水として使用することができます。
また、電気・ガス・水道のうち、一般的に電気の復旧が一番早いため、早めに生活を立て直すことができます。
ガス併用のメリット
続いては、ガス併用のメリットをご紹介します。
日中家で過ごす時間が多い場合は、光熱費が安くなる可能性がある
オール電化は、日中の電気料金が高く設定されていることが多いです。
そのため日中家で過ごす時間が多い場合、ガス併用の方が光熱費を安くできる可能性があります。
また、電力会社とガス会社を上手く組み合わせることで、割引を受けることもできます。
初期費用についても、ガス併用の方が安く済むことが多いです。
ガスを使った設備が使える
当然のことながら、ガスコンロで料理をしたい場合はガスを併用する必要があります。
ガスと併用であれば、ガスコンロやガス乾燥機のように、使える設備の幅が広がります。
停電時にも使用できる
電気・ガス・水道の全てが使えなくなった場合はガスの復旧に時間はかかりますが、停電だけの場合であれば、お湯を使ったり、ガスコンロで調理をしたりといったことが可能です。
これは、ガス併用のメリットといえるでしょう。
まとめ
一度設備が整えば、オール電化の方が光熱費を安くできる可能性は高いといえます。
しかし、生活スタイルや使用家電によってはガス併用の方がお得になる可能性も0ではありません。
また、費用だけではなく、日々の生活における安全性や災害時のリスクといった点にも留意して検討した方が良いといえるでしょう。
新築やリフォームの際には、改めて自分たちの生活スタイルを確認したり、安全性や設備へのこだわりを整理したりして、費用をおさえつつ快適に生活できる方法を選んでくださいね。






